家族葬で故人にしてあげられること

家族葬は、故人の遺志や家族の想いを込めやすい葬儀です。葬儀社に家族の事情や家族葬へのイメージを伝え、予算を踏まえた上で、最期に故人へしてあげたいことを考えましょう。

故人の中には、生前から近所の方に亡くなったことを知られずに家族だけで見送ってほしい、家族と極親しい人だけの気兼ねない家族葬にして、香典も辞退したい、といった遺志を示していた方もいます。そういった場合は、葬儀社に相談し、専用の安置施設を選んだり、深夜や早朝に自宅に到着するよう時間を調整することができます。また、香典についても故人の遺志であるとお知らせした上で辞退が可能です。受付や葬儀後の香典返しの準備もなくなり、ゆっくりと故人を偲ぶことができます。

故人が生前好きだった音楽を式中にBGMとして流したり、好みだった料理を用意し、故人を囲んで賑やかに食事をすることもできます。大好きだった色とりどりの生花で飾ったり、故人がそばで笑ってくれるような家族葬を行うことができます。思い出の持ち物やお気に入りの写真を飾る遺品コーナーを設けることもでき、愛用品、アルバム、故人や家族からのメッセージなどを飾り、在りし日の面影をたどることもできます。

中には、のちに別日を設けて行うお別れの会を予定しており、その前段階として密葬を考えている方もいるでしょう。最期のお別れは家族だけでゆっくり執り行いたいが、今までお世話になってきた友人や知り合いにもお別れの機会を用意したいケースもあります。その場合は別日に行うことで、故人との思い出をゆったりと語り合い懐かしむことができます。生前の故人を思いながら、家族葬の内容を考え決定していくこと自体がよい弔いとなるでしょう。